OWNERS' impression
眺望が抜ける格納庫のような一室空間
圧倒的な明るさと風通し
格納庫さながら、フロアの半分以上を占める土間を持つがらんどうの一室空間は、まるで飛行機の格納庫のよう。広い土間スペースは、趣味の二輪置場にとどまらず、整備、トレーニング、DIYの作業場にもなっていて、ガレージで行う趣味の活動が、食・住と同じく主役となるライフスタイルが実現できたと思います。斜め壁の回転式天窓のそばでは、屋根裏の秘密基地のような特別な場所にいる感じがします。
建物が南北に直角でなく斜めに配置されているため、妻側からの風の出入りがかなりあります。北西の天窓(VS手動タイプ)は出口専門ですが、対向する天窓の間を風が通って熱気が抜けたり、一階の地窓からそのまま上の天窓へ抜けて行ったりして、南東の天窓は出口入口どちらにもなっています。夏は地窓を開けて天窓も開けると、家の中にこもった熱気がスーッと抜けていき、とても涼しいです。35℃を超えるような日にも十分過ごせました。
開放感溢れるスペースは、望遠鏡で覗いたように眺望が抜けていて、秋には庭のもみじ(既存樹)が真っ赤に紅葉し、家の何処で何をしていても見ることができます。天窓の圧倒的な明るさも感じます。外出が多い時には一階のカーテンを締め切ることも多いですが、日が落ちるまで照明が必要な日は一日もありません。早起きなので、南東側の天窓から見える東の空が明るくなるのを見ながら気持ちの良い朝を迎えています。
所在地: 埼玉県入間市木蓮寺
延床面積: 132.04㎡
使用天窓:
GGL手動タイプ MK08サイズx3台
VS手動タイプ M08サイズx3台
設計協力: Sun Drops戸塚直哉氏 太田陽貴氏
施工: 矢島工務店
photo: 畑拓