開口部比率を抑えられるのが天窓(トップライト)のメリットですが、こちらでは天窓あり/なし2つのモデルを同じ開口面積で比較するエネルギー計算をしています。
シミュレーションが行われた当時のエアコンの性能がCOP1のため、現在市販されているエアコンよりエネルギー消費の値は大きいですが、同じ条件で比較しているので、排熱・日射遮蔽の効果を見比べることができます。
モデル1
1階天井高: 2.4m
2階天井高: 2.8m
開口率(延床比): 11%
モデル2
1階天井高: 2.4m
2階平均天井高: 4.1m
開口率(延床比): 12%
延床面積: 115 ㎡
モデル2の天窓: 南面2㎡(0.5㎡x4台)、 北面1.2㎡(1.0㎡x1台、0.2㎡x1台)
天窓遮熱性: 65%*
エアコン性能: COP1
冬季: 温度設定20℃
夏季: 温度設定28℃
通風: 20℃~28℃

Bsim シミュレーション

*現行品の遮熱性は71%


シミュレーションの詳細について
モデル1とモデル2を比較すると、ブラインドを設置した天窓(トップライト)の設置が暖房、冷房消費にほとんどインパクトを与えていないことが分かります。
窓に簾を使わない一般住宅 「天窓なし簾なし」 と比較して、ブラインドを設置した天窓(トップライト)と窓に簾を使用した 「天窓あり簾あり」 は、年間消費エネルギーを10%低減、冷房消費を50%低減できます。