日本の厳しい気候・環境に耐えられるよう各種試験を行っています。その様子を発売前の新製品FCMの試験を通してご紹介します。

施工性検証(防水納まり検証)

鋼板縦葺き、シート防水
フラットから使用する天窓の防水納まりを検証します。特に鋼板葺きについてヒアリングを重ね、実際に施工してみます。
施工キットや施工マニュアルを作成するために寸法や形状を確認していきます。
標準納まりが決定し、施工マニュアルを作ると同時にショールームの展示台を仕上げます。(右はシート防水)

水密性試験済み

W-5等級(最高等級)
圧力をかけるため完全に密封された巨大な容器の下面に天窓を設置しています。0°、11°、31°の勾配で試験します。
下から天窓のガラス回りから漏水がないか10分間確認します。毎分4L/㎡の散水で250~750Paの脈動圧をかけています。
容器内の天窓の様子です。一見穏やかに見えますが、圧力がかかっているので中々厳しい試験です。

断熱性能試験済み

H-5等級 2.33 以下、UV カット率96%
断熱材をくり抜いた開口に天窓を設置して、テスト台に蓋をするように載せます。
サッシは垂直に立てた状態で同様の試験を行いますが、天窓は寝かせて行います。
天窓の内外に温度計を付けて一定温度を保つために必要な熱量を測定していきます。

耐荷重試験済み(自社試験)

1.5t/㎡(積雪5m相当)
FCMを標準施工に従い設置する2x6枠を準備しています。試験するのは合わせ強化複層ガラス(FCM 3434 3004)
カーキ色の袋は1つ10kg、黒色は一つ5kg、ガラスの上に載っている鉛入りの袋は合計で1500kg
その重量は小型乗用車1台分、1層ずつ確認してそうっと積み上げています。【注意!】危険なので人は載ってはいけません。

雹打ち込み試験済み

172km/hでミカン大の雹を打ち込む試験(自社試験)